アロマテラピーとは? 精油の作用とメカニズムのここがすごい!

アロマ

アロマテラピーは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を利用して行います。

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アロマテラピーとは

 
アロマとは、香りのことで「芳香」を意味します。

テラピーは、翻訳すると治療のことですが、ここでは「療法」を意味します。テラピーもセラピーも同じ意味ですが、テラピーはフランス語で、セラピーは英語です。

アロマテラピー(芳香療法)は、ハーブを中心とした植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使うことを定義としています。

ハーブに香りがあるのは、この精油があるからだといわれています。ハーブはそのままでも香りますが、摩擦を加えることでより強く香ります。それは、ハーブの花や葉にある精油のポケットがはじけるからなのです。

精油はハーブより芳香成分が濃縮されているため、取り扱いには多少注意が必要ですが、即効性があることが特徴です。

気分や用途にあわせて、ハーブを楽しむこともアロマテラピーといえるでしょう。アロマテラピーは医療ではありませんので、どこかを治したいから使うというのは間違いです。

たしかに植物の芳香成分の恩恵を受けるので、気がついたら改善できていた!ということが多々あります。それは香りの効果で、生まれながらにもっている自然治癒力(自分で治そうとする力)が高まり、健康を維持、増進することができたからです。

精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法になります。

バラの花を香ると、ふわぁ~と幸せな気分になったことはないですか?その香りは鼻から入って瞬時に脳に送られリラックスさせてくれたからでしょう。

このように、アロマテラピーは、香りでリラックスさせてくれるだけではなく、健康や美容にもさまざまな効果をもたらしてくれます。

アロマテラピーという言葉は、フランスの化学者 ルネ・モーリス・ガットフォセにより、1928年に出版された「芳香療法」という本で広く知られるようになったといわれています。

彼は、実験中の事故でやけどを負い、ラベンダーを使ったところきれいに治癒した経験から精油を研究したことが、アロマテラピーを世に広めるきっかけとなったようです。これは有名な話として残っています。

植物がもつ香りの特性を日常生活に取り入れることは古くから行われていました。古代から香りは神からの授かりものとして考えられていたようで、宗教的な儀式の中で香木や花などが焚かれました。

古代エジプトではすでに、医療の目的や化粧品のために精油を利用していました。また、ミイラをつくるために、シダーウッドや没薬、ニッキなどを防腐剤として使っていました。

パピルス文書によれば、乳香やオレガノ、コリアンダーといった芳香物質が香料として使用されていたようです。有名な話では、クレオパトラのバラの入浴や香水。

現在も使用されている水蒸気蒸留法はアラブ人が発明しました。イギリスでラベンダーが栽培され、芳香蒸留水であるラベンダーウォーターがポピュラーなものになりました。

芳香植物を油に入れて加温し、その成分を浸出して使うようになる。その油を用いたマッサージ法は現在のアロママッサージの標準となったようです。

アルコールを使った
ローズマリーウォーター(化粧水の原点)は、ハンガリー王妃エリザベートが高齢になってから、若返りの水として洗顔のときに愛用していたとされています。

ロンドンでペストが大流行し、そのとき、香料がもっている殺菌消毒効果が世の中に広く認められました。民間療法として、薬草や芳香植物は一般の人に利用されるようになりました。

ニースを中心に香料産業が盛んになり、パリでは香水の人気に火がつきました。ヨーロッパでは、カルペパーやパーキンソンといった有名な薬草学者が活躍し、精油や芳香植物を利用した医療が盛んになりました。

1985年 日本でロバート・ティスランドの著書「The Art of Aromatherapy」が翻訳され、アロマテラピーが普及し始めました。さらに阪神淡路大震災の経験から癒しの効果が注目され、1996年に「日本アロマテラピー協会(AAJ)」を設立。現在は環境省所管の「社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)」に発展し、啓蒙活動が行われています。

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精油の作用とメカニズム

 
ヨーロッパではアロマテラピーを民間療法として利用されてきており、最近では日本の病院でも少しづつ普及してきているようです。

「認知症にアロマが効果ある!」とテレビなどで放送されたのでご存知の方も多いと思いますが「ニオイをかぐだけで認知症が本当に良くなるの?」って不思議に思いませんでしたか?

そのニオイ(香り)の効果が心や身体にどのように働きかけるのでしょう。また、人間の身体の中へどのように入っていくのでしょう。

香りの元となる精油成分は、下記の3つのルートを通じて心と身体に働きかけます。

  • 鼻から脳へ、そして視床下部へ
  • 口から肺、血管へ
  • 皮膚から血管、リンパへ
  • 鼻から脳へ そして視床下部へ

    秋になると、どこからともなく香ってくるあのキンモクセイの香りが大好きです!「あぁ~秋だなぁ~」と、ホッ!と癒されて幸せを感じます。

    kin-horz

    「あ~いいにおい♪」と感じたその時のキンモクセイの香りは鼻から入って大脳に伝わり「におい」として認識されたのです。(キンモクセイの精油は「オスマンサス」です。)

    もっと詳しくいうと、香りの分子が鼻の奥にある嗅上皮という粘膜に付着します。そこにある嗅細胞が出している嗅毛に受容されます。

    嗅毛に香りの分子が受容されると、嗅細胞が興奮して嗅覚刺激がおこり、電気信号に変換されて嗅神経に伝わります。

    この信号が脳の中に入り、嗅球嗅策を経て、大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)という、脳の領域に到達します。

    その後、大脳皮質の嗅覚野に伝わり「におい」として認識されます

    精油分子 ⇒嗅上皮〔嗅毛⇒嗅細胞〕⇒電気信号(インパルス)⇒嗅神経 ⇒嗅球 ⇒嗅策 ⇒大脳辺縁系 ⇒大脳皮質〔嗅覚野〕

    少し専門的になりましたが「あ~なるほど~」って、少しは興味がわきましたでしょうか。このにおいとして認識されるまでの間、長いように思われますが、香りの刺激が脳に伝わるまで0.2秒以下とされているんですよ!

    大脳辺縁系は、自律神経系、ホルモン系、免疫系などに影響を及ぼしてくれる視床下部と関連しながら本能行動を制御しているんです。

    先ほどの大脳辺縁系には、記憶をつかさどる海馬があります!生まれてから体験・学習して獲得した記憶を貯蔵しているところなんです。

    認知症にいいよ!といわれた精油のローズマリーは、この海馬に働きかけて、記憶力や集中力を高める効果があるといわれています。認知症だけではなく、受験勉強にも活躍してくれます!^^

    口から肺、血管へ

    香りをかいだとき、呼吸とともに精油成分の一部が肺に入ると、肺胞という組織から吸収されて、血液やリンパ液に溶け込みます。そして、体内をめぐって身体の各部の働きを活性化させ効果を発揮してくれます。

    精油成分の種類によっては、痰(たん)を出しやすくしたり、咳をしずめる働きがありますよ!最終的には、尿や汗、呼気と一緒に体外へ排出されます。すごいですよね!

    皮膚から血管、リンパへ

    皮膚には、表皮や皮脂膜、角質層、真皮層などがありますが、通常、真皮層にはごく限られた物質しか通過することができないのです。しかし、アロマトリートメントなどで皮膚に塗られた精油成分は、分子がとても小さく、油に溶けやすいため、皮膚内に浸透し、真皮にある末梢血管やリンパ管に入って体内を循環してくれます。

    体内に取り込まれた精油成分はどうなるの?

    身体の老廃物を除去したり、身体の免疫機能を向上させたりして各組織に作用します。
    たとえば、肌トラブルの改善など直接効果が得られます。筋肉痛やコリ、むくみなどさまざまな身体のトラブルにも効果を発揮しますよ!

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    参考文献:これ1冊できちんとわかるアロマテラピー

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